小児科医が教えてくれない赤ちゃんのスキンケアの真実
息子は肌が弱く、加えて親族に皮膚炎持ちが多いことから遺伝的に弱いかもと考えてお肌については気を遣ってきました。
もうすぐ3歳ですが、予想通り肌は弱め。ただ今のところお肌は繊細ながらもきれいになり、アトピーなどの皮膚炎持ちではないと確信できるようになりました。
生後すぐから1歳のお誕生日ごろまでは様々な肌トラブルに悩まされ、今も季節の変わり目はそれなりに調子悪そうにしていることもあります。肌トラブルとの戦いは終わっていませんが赤ちゃん時代よりはずいぶん気を抜けるようになってきました。
こんな我が家のスキンケア事情について語ってみようと思います。
- 【前提】赤ちゃんの肌は乾燥に弱い
- 赤ちゃんの肌荒れ対策。保湿剤に頼るよりも生活習慣を見直した方が効果があった。
- 小児科医、町医者は赤ちゃんの肌荒れに対する知識は??
- 「手抜き育児」観点で考えるこれがベストな赤ちゃんのスキンケア
【前提】赤ちゃんの肌は乾燥に弱い
新生児の皮膚は成人の1/4の薄さと言われていて、保水力が弱いので保湿が必要と言われています。
赤ちゃんの肌って本当にデリケートです。特に0歳児のうちはちょっとした刺激でかぶれてしまうもの。
子鉄も肌が弱く、生後半年頃からよだれかぶれに端を発するほっぺたの肌荒れがなかなか治りませんでした。例えるなら、旬のりんごにそっくりです。赤くてひび割れてて可哀想でした。
ベビーオイル、ベビーローション、ベビークリーム、ホオバオイル等々様々な保湿剤を試してみましたが、結論から言って保湿剤では肌荒れは改善しませんでした。
様々な保湿剤をそれぞれ一週間ずつくらい試してみたものの変化がなかったので試しに保湿をやめてみたところ、変化なし。保湿剤をやめても変わらないなら、塗った意味はなかったのでは?
そして、そもそも健康な赤ちゃんには保湿剤は不要なのではないかと思いました。
赤ちゃんの肌荒れ対策。保湿剤に頼るよりも生活習慣を見直した方が効果があった。
保湿しない代わり、必要以上に皮脂を取らないように気をつけています。
お風呂では洗浄料は使わない。
赤ちゃんはひと月くらい石鹸を使わない生活をしていても不潔になりません。(断言)
保育園に入ってからは週一回くらいはベビーソープで洗ってあげていますが、数分お湯に浸かってから湯シャン(お湯だけで頭を洗うこと)するだけで全然問題ないです。
保湿剤を塗っていると石鹸で洗わないわけにいかないかなと思いますが、何も塗っていないので特に気にする必要もない。
一応、お湯では落ちない汚れがあったとき、外出先からの手洗いなどは石鹸を使っていますが、必要以上に洗いすぎないように気を付けています。
風呂の温度はぬるめ。
肌が荒れているときは早めにお風呂を切り上げる。
拭く時はゴシゴシこすらない。
赤ちゃんのお肌は大人と比べて薄く、また乾燥から守ってくれる皮脂の分泌も少なめです。入浴は清潔にすることも必要ですが必要以上に皮膚を傷つけたり、皮脂を取ってしまわないように気を付けた方が良いと思います。
乾燥する季節は部屋を加湿する。
乾燥は肌荒れの大敵です。冬の初めなど大人でも乾燥して顔がつっぱるなと思いますが、子どもは皮膚が薄いので堪えます。
色々と書きましたが、こういう季節性の乾燥肌って基本的に放っておいた方がいいような気がしています。そのうち体のほうが気候に慣れる。子育て全般に言えることですが、あまり過保護にすると将来が心配です。
小児科医、町医者は赤ちゃんの肌荒れに対する知識は??
小児科医も町医者(内科医が多い)も赤ちゃんの肌に関しては専門外な可能性もある。
風邪ひいたときに行くまちのお医者さん(専門は〇〇内科)は「何か(保湿剤)塗ったら?」と言ってきますが、医者でも専門は消化器内科なので、これはお医者さんとしてのアドバイスなのか、近所のじっちゃんとしてのアドバイスなのか分からないなーと思っています。
保湿は効果がなかったことからうちの子には合わないなと思っています。
お肌についてのアドバイスを求めるなら皮膚科医に聞かないと。
お医者さんのアドバイスが100%正しいとは言えない。
肌荒れに限った話ではありませんが、「医者に言われたから」と、お医者さんの勧めるままに色々することは親の気持ちを楽にしてくれるのですが、100%正しいとは言えない。お医者さんは、診療時間に得られるごくごく少ない情報から診察するので、診断が合っているとも限らないためです。あと「専門医に聞け」とはっきり言ってくれる先生もいるけど近所のじっちゃん感覚で適当なこと言う先生もいるので…
特に自分で症状を説明できない子供のうちは注意が必要です。よく言うように「お医者さんよりもいつも一緒にいるママ(パパ)の方が子どもの体調を良く分かっている。子どもにとってもっとも良いお医者さんはパパ・ママなのだ」という言葉を踏まえ、生活習慣や環境の見直しも含めて現実的に対応するべきなのではと思います。
ちなみに、我が家の「保湿をしない」方針は、同じく肌弱めな夫の30ウン年の経験に裏付けられた知恵によるものが大きい。
「手抜き育児」観点で考えるこれがベストな赤ちゃんのスキンケア
ズバリ、「(洗浄料で)洗わない」ことと、「保湿剤を塗らない」こと、「お風呂の後はゴシゴシ拭かないこと」です。お風呂は適当に楽しむくらいがちょうどいいというのが我が家の結論です。
※小児アトピーの治療において「保湿は一定の効果がある」と言われていることも事実です。また息子はアトピーではありません。困った時は専門医に聞くのが一番です。上記はあくまで一個人の経験談です。